うちの犬の肉球が赤いのはどうして?放っておくとどうなる?病院受診の目安を解説
うちの犬の肉球が赤いのはどうして?放っておくとどうなる?病院受診の目安を解説|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術
2026/01/15ケガ・病気
うちの犬の肉球が赤いのはどうして?放っておくとどうなる?病院受診の目安を解説
「うちのわんちゃん、肉球をよく舐めているんだけど・・・」
「そういえば、うちの子も!!」
「肉球が気になって見てみたら、赤くなっていた!」
こんな風に思っている飼い主さん、いらっしゃいませんか?
犬が肉球を何度も舐めたり噛んだりしているとき、肉球が赤くなっていることがありますよね。
ここでは、犬の肉球が赤いときの原因とその予防法などについてご紹介いたします。
犬の肉球が赤いときに見られる症状とは?
犬の肉球が赤いときに、何かしらの症状がある場合があります。
もしあなたの愛犬に次のような症状が見られたら要注意です。
- 体の同じ部位を舐めたり噛んだりしている
- 足を引きずっている
- 肉球以外の体のほかの部分に炎症が見られる
- 足を蹴り上げるような素振りを見せている
- あまり歩こうとしなくなった
- 唾液で毛がピンク色になっている
- 悪臭がしている
上記のような症状が見られたら、体の不調のサインです。
獣医師の診察を受けることをおすすめします。
緊急を要する兆候はこれだ!病院受診の目安を解説
犬の肉球が赤いときに現れる症状には、緊急を要することもあります。
次のようなときには、すぐに獣医師の診察を受けましょう。
- 顔や体のほかの部分に腫れが見られる
- 呼吸しづらそうにしている
- 動きが鈍くつらそうにしている
このようなときには、急性のアレルギー反応を起こしている可能性があります。
すぐに獣医師の診察を受けてください。
出血がある場合
出血がすぐに止まる場合は問題ないこともあります。
しかしながら、出血がなかなか止まらない。出血を繰り返しているといった場合には、何らかの疾患がある場合があります。
もしかしたら、重篤な疾患かもしれません。
このような場合は、早急に獣医師の診察を受けるようにしましょう。
嚢胞や腫瘍などといったできものがある
この場合、できものの組織を切り取り、良性か悪性かの診断も重要になってきます。
できるだけ早く獣医師の診察を受けるようにしてください。
犬の肉球が赤いおもな原因との治療法
ここからは、犬の肉球の考えられる原因についてご紹介してまいります。
①アレルギー
アレルギーには、大きく2種類あります。
- 特定の食物成分が原因となって引き起こされる食物アレルギー
- ふけ、花粉、植物、ノミ等その他の環境要因によるアレルギー
顔や体のほかの部分の腫れなどが見られる場合は、重度のアレルギー反応を起こしている可能性があります。
早急に獣医師の診察を受けることをおすすめします。
食物アレルギーの場合は、アレルギーの原因となっている食物や成分を特定し、それらを取り除く除去食と呼ばれる治療を行ないます。
ふけや花粉、植物やノミといった環境要因によるアレルギー反応の場合は、要因になっているものに触れさせないことが大切です。
かゆみや腫れなどの症状を抑えるためには、プレドニゾロンというステロイド薬やオクラシチニブというかゆみ止めの薬を投与します。
②感染症
犬の肉球が赤くなる原因のひとつに、細菌や真菌感染症があります。
これにより肉球を舐めたり噛んだりすることにより、他の部分に二次感染することがあります。
特徴としては、皮膚の赤みや腫れ、かゆみ、脱毛や悪臭があります。
抗生物質の処方や抗菌作用のあるシャンプーにより治療が行われます。
③寄生虫
ノミやダニなどの寄生虫も、犬の肉球が赤くなる原因のひとつです。
対策としては、原因となっているノミやダニを獣医師によって取り除いてもらい、定期的に駆虫薬を投与することによって予防を行ないます。
④基礎疾患
ホルモンに関わる内分泌疾患、自己免疫疾患、腫瘍などといった基礎疾患が原因の場合もあります。
この場合は、それぞれの疾患の治療が必要になってきます。
なるべく早く受診し、治療を始めることにより、重症化を避けることができます。
⑤その他の原因
上記に挙げたもの以外にも犬の肉球が赤くなる原因があります。
- 高温のアスファルトや凍結した地面を歩いたことによる火傷
- 肉球に異物が刺さったり、詰まったりすることによる炎症
- 巻き爪
- ストレスや不安
犬の肉球が赤くなるのを予防する方法とは?
基礎疾患など飼い主さんが防ぎようのないものもありますが、飼い主さんのちょっとした気遣いや注意で、犬の肉球が赤くなるのを防ぐことはできます。
ここからは、犬の肉球が赤くなるのを防ぐ方法についてご紹介致します。
飼い主さんができる肉球を守る工夫
夏場や冬場、地面の温度は熱すぎたり冷たすぎたりします。
そのため、肉球を傷めることがあります。
これを防ぐためには、夏場のお散歩は早朝や深夜、冬場は氷が溶けたあとなど散歩をする時間帯を考えてみることが大切です。
また雪を溶かしたあとの化学物質にも要注意です。
わんちゃんが嫌がらなければ、わんちゃん用のブーツなどを着用することもおすすめです。
お家のなかでも、肉球に刺さりそうな鋭利なものが床に落ちていないかなど気をつけましょう。
ストレスが肉球を赤くする原因になる場合もあります。
わんちゃんのストレス解消に努めてあげることも大切です。
飼い主さんができる肉球のケア
わんちゃんの毛が長すぎると不衛生であることから、炎症や感染症につながります。
トリミングを定期的に行ない、清潔な状態を保つようにすることも大切です。
爪を切ることも忘れずに!!
伸びた爪が肉球に食い込むこともあります。
肉球のケアには、ワセリンがおすすめです。
ワセリンを塗ることで、肉球の保湿性が高まります。
また肉球の乾燥やひび割れを防ぐこともできます。
わんちゃん用の肉球クリームがありますので、そちらを使用するか、初めて使用する場合は、獣医師に相談することをおすすめします。
まとめ
犬が肉球を何度も舐めたり噛んだりしていると、肉球が赤くなっていることがあります。
これは愛犬からの何かしらのSOSのサインです。
原因となる要因を突き止めて、対処してあげることが重要です。
飼い主さんができる予防法もあります。
可愛い愛犬のためにもぜひ実践してみてください。
この記事の監修者

獣医師 田中 浩二
ミネルバ動物病院 院長
兵庫県川西市の犬猫専門の動物病院です。
在籍しているスタッフが多いため、大型犬の手術・術後管理も安心です。
病気の相談、診療のみならず、食餌に関する素朴な疑問、日常のケアなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。
医院情報
| 病院名 | ミネルバ動物病院 |
|---|---|
| 住所 | 〒666-0013 兵庫県川西市美園町2-16 |
| 電話番号 | 072-758-5111 |
| ホームページ | https://minerva-ah.com/ |

