犬の誤飲・誤食!正確で迅速な対処で愛犬の緊急事態を回避!
犬の誤飲・誤食!正確で迅速な対処で愛犬の緊急事態を回避!|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術
2023/12/20ケガ・病気
犬の誤飲・誤食!正確で迅速な対処で愛犬の緊急事態を回避!
誤飲・誤食が起きた時の即座の応急手当
犬が誤飲・誤食を起こした場合、即座の応急手当が重要です。以下は、緊急時に取るべき具体的な手順とポイントです。
1. 冷静な判断:
- 犬が異物を誤飲・誤食した場合、冷静に状況を判断し、急いで安全な場所に移動させます。
2. 症状の観察:
- 犬の異常な行動や症状を注意深く観察します。嘔吐、下痢、興奮、不安などが見られるか確認します。
3. 異物の特定:
- 犬が何を誤飲・誤食したのかを把握しましょう。異物が何であるかは、獣医にとって重要な情報です。
4. 獣医への直ちに連絡:
- 獣医に直ちに連絡し、状況を説明します。獣医が提供する指示に従いましょう。
5. 獣医への情報提供:
- 犬の年齢、体重、異物の内容、摂取からの経過時間など、獣医に必要な情報を提供します。
6. 嘔吐の促進(適切な場合のみ):
- 獣医の指示がある場合に限り、嘔吐を促進します。ただし、特定の物質に対しては嘔吐が適切でない場合もあります。
7. 応急処置の限界を理解:
- 応急処置は一時的なものであり、獣医の診察と処置が必要です。獣医による専門的な治療が最も重要です。
8. 犬を静かに保つ:
- 犬を静かな状態に保ち、興奮状態を避けます。ストレスは状態を悪化させる可能性があります。
9. 獣医の指示に従う:
- 獣医が処置を指示した場合、その指示に従いましょう。自己判断ではなく、専門家のアドバイスを信頼します。
10. 予防策の再確認:
- 犬が誤飲・誤食しやすい状況を改善し、同様の事態を未然に防ぐための予防策を再確認します。
緊急事態に備え、飼い主は冷静で迅速な行動が求められます。ただし、最も早い段階で獣医の診察を受け、専門的な治療を受けることが飼い犬の健康を守る鍵となります。
誤飲・誤食の疑いがある際に確認すべきチェック項目
愛犬が異物を誤飲・誤食した可能性がある場合、飼い主さんにしてほしい症状や誤飲・誤食したものの確認について解説します。犬が誤飲・誤食をしたきの症状
犬が誤飲や誤食を起こした場合、以下は一般的な症状のリストです。 ただし、症状は状況や摂取した物質によって異なるため、すべてが当てはまるわけではありません。 犬がこれらの症状を示す場合、速やかに獣医師に相談することが重要です。- 嘔吐(吐くこと): 食べ物や異物を吐き出すことがあります。嘔吐が継続する場合、異常です。
- 下痢: 腸の刺激により、下痢が発生することがあります。
- 不安や興奮: 異物の影響で興奮したり、不安定な行動をすることがあります。
- 食欲不振: 食べ物を拒否したり、普段の食欲がなくなることがあります。
- むせ: 異物が気道に詰まることにより、むせたり咳き込んだりすることがあります。
- 腹痛: 腹部の痛みや不快感が見られることがあります。
- 元気がない: 異物の影響で元気をなくし、活動的でなくなることがあります。
- 異常な唾液分泌: 異物によって唾液の分泌が増え、異常な舐める行動が見られることがあります。
- 意味不明な行動: 異物の影響で異常な行動をとることがあります。
- 血便: 腸に異物が影響することで、血便が見られることがあります。
食べ物:
- チョコレート
- オニオンやニンニク
- アボカド
- コーヒー・カフェイン
- アルコール
- レーズンやぶどう
家庭用品:
- 薬品(人間の薬やペットの薬)
- 洗剤や清掃用品
- ゴミ袋やゴミ箱の中身
- 美容製品(特に香りの強いもの)
植物:
- ガーデニング用の植物
- 一部の観葉植物
- 野生の植物や毒草
日用品:
- 服や靴の部品(ボタン、ジッパーなど)
- おもちゃの一部
- ゴム製品
その他:
- 針金やゴムバンド
- 釘やビス
- 小さなおもちゃや部品
- 丸いもの(小さな玉やボール)
消化器障害:
- 異物が胃や腸に詰まり、消化器官に損傷を与える可能性があります。
- 腸重積や腸閉塞などの状態が生じ、これらは緊急の治療が必要です。
中毒:
- 特定の食品や物質は、犬にとって有害で中毒症状を引き起こす可能性があります。
- 中毒症状には嘔吐、下痢、神経系の症状が含まれます。
内臓損傷:
- 鋭利な物や有害な物質が内臓を傷つけ、重篤な合併症を引き起こすことがあります。