ペット保険は入るべき?加入理由TOP3と必要な人について解説
ペット保険は入るべき?加入理由TOP3と必要な人について解説|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術
2025/10/17ケガ・病気
ペット保険は入るべき?加入理由TOP3と必要な人について解説

犬や猫を飼っている皆さん、ペット保険入っていますか?
「うちの子は動物病院を受診したことがないので・・・」
「元気だから保険料がもったいない」
このような理由から、ペット保険の加入を躊躇する飼い主さんも多いと思います。
いざという時には大変助かるペット保険ですが、本当に必要なのでしょうか?
ここでは、ペット保険が必要な人はどんな人なのかについてご紹介いたします。
ペットの診療費について
ペットにかかる医療費は、私たち人間のような公的医療保険制度がないため、すべて実費になります。
一般社団法人ペットフード協会の令和6年全国犬猫飼育実態調査によりますと、ペットにかかる年間医療費は、犬がおよそ5万9千円、猫が4万2千円とされています。
私たち人間も、どんなに気をつけていても思わぬケガや病気に見舞われることがあります。
それはペットも同じです。
特に、犬や猫がなりやすいのが「皮膚炎」や「膀胱炎」「胃腸炎」などです。
またペットの「誤飲」や「骨折」「脱臼」などの事故も珍しくありません。
これらの治療の際にかかる治療費がすべて飼い主さんの負担になるのです。
そして、手術をともなう治療となれば、かなり負担額も多くなります。
ここからは、犬猫別通院・手術費用についてご紹介しましょう。
犬の通院費用・手術費用について
犬がよくなりやすい「皮膚炎」
皮膚の検査をして薬を処方された場合、およそ7千円の診療費がかかります。
また誤飲した場合、全身麻酔で異物を内視鏡で取り出す手術をした場合、およそ8万円の治療費がかかります。
また「骨折」の手術で折れた骨を手術でつなげた場合、およそ30万円の手術費用が必要です。
猫の通院費用・手術費用について
猫がなりやすい「下痢」
便の検査をして薬を処方された場合、およそ6千円の診療費がかかります。
「骨折」の場合には、犬と同じくおよそ30万円の手術費用が必要になります。
犬にもよく見られる誤飲の場合、異物を回復手術で取り出した場合には、およそ22万円の治療費がかかってきます。
ペット保険の加入の理由TOP3

現在、ペット保険に加入をしている犬猫を飼育している飼い主さんの加入の理由で一番多いのが、もしものときに備えたいからという理由です。
次に多いのが、高額な診療費への不安があったからという理由です。
また気兼ねなく病院に通いたいから、ペットに長生きしてもらいたいからという理由が続きます。
以上のような理由から、ペット保険に加入している人が多いとされています。
同じように思っている方も多くいらっしゃると思いますが、なかなかペット保険加入に踏み切れない方もいらっしゃるでしょう。
「加入の目安があればいいのに・・・」と思っていませんか?
そのような方のために、ペット保険が必要な方についてご紹介いたします。
ペット保険が必要な人は?
私たち人間もそうですが、ペットも今は元気であっても、いつケガや病気をするかわかりません。
急なケガや病気の時に動物病院にかかったものの、診療費の支払いに困ってしまうというということにならないか不安ですよね。
このような不安がある方は、ペット保険の加入をおすすめします。
ペット保険の中には、窓口精算ができるものもあります。
動物病院でかかった診療費がその場で保険適用されるので、自己負担額を減らすことができます。
しかしながら、ペット保険は掛け捨てです。
返戻金や積立の要素はありませんし、税制の控除もありません。
そのため、病気やケガなどで保険を使わなければ、無駄になると考える方もいらっしゃるでしょう。
保険の代わりに貯蓄で、万一のときに備える、という方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、長期の通院や大きな手術など、診療費がかさむ場合もあります。
突然訪れる病気やケガは、予測できません。
十分な貯蓄があれば、多少の診療費は問題ないかもしれませんが、治療の内容によっては、貯蓄では追いつかないこともあります。
ペット保険なら、貯蓄に不安があったとしても、ペットに十分な診療を受けさせることができます。
突然の病気やケガに備えるなら、ペット保険がおすすめです。
ペット保険が必要ない人は?
、
貯蓄に余裕があり、万一にかかった動物病院の支払いにも問題なく、払える人は、ペット保険は必ずしも必要ではありません。
ペット保険について
それでは、ペット保険について少し詳しくお話しましょう。
ペット保険の基本的な補償内容とは?
ペット保険の基本的な補償内容は、通院・入院・手術です。
保険商品によっては、この3つの補償に加え、ペットが誰かにケガを負わせたとき、他人の物を壊した時なども補償の対象となる場合もあります。
ペット保険の補償の対象とは?
ペット保険は、補償が開始されたあと、発症した病気やケガがなどが対象です。
ワクチン接種などの病気を予防するための費用、避妊や去勢手術などの費用は、補償の対象にはなりません。
また補償が開始となった後に、発症した病気やケガであっても、保険商品によっては対象とならない場合もありますので注意が必要です。
まとめ
ペット保険が必要な人、必要ではない人についてご説明をいたしました。
家族の一員であるペットが、突然の病気やケガになったら?
病気やケガによっては、高額な治療になるかもしれません。
十分な治療を受けさせてあげるためには、貯蓄が少ない人ほど、ペット保険はおすすめです。