猫のワクチンは必要?愛猫を病気から守るために飼い主さんができること!
猫のワクチンは必要?愛猫を病気から守るために飼い主さんができること!|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術
2025/11/26ケガ・病気
猫のワクチンは必要?愛猫を病気から守るために飼い主さんができること!
「うちの猫は、お外に出さないからワクチン接種って必要ないよね」
そんなふうに思っている飼い主さん。
愛猫のワクチン接種をしていないのではありませんか?
結論から言うと、愛猫にワクチン接種しないのは危険です。
ここでは、屋内飼育の猫であっても、ワクチン接種が必要な理由や、猫ちゃんに受けてもらいたいワクチンの種類や接種のタイミングについてご紹介いたします。
猫のワクチン接種はなぜ必要?
犬は法律でワクチン接種が義務付けられていますが、猫ちゃんにはワクチン接種が義務付けられていません。
しかしながら、猫ちゃんにもワクチン接種は必要です。
もちろんいっさい外に出ないお家のなかにいる猫ちゃんにも必要なのです。
お家のなかでいる猫ちゃんにもワクチン接種が必要な理由・・・
それは飼い主さんにあります。
猫ちゃんは外に出なくても、飼い主さんやご家族は外に出ますよね。
外に出た猫ちゃんのお家の方が、外から猫に感染する恐れのあるウイルスを持ち帰る場合があるのです。
特にコアワクチンに含まれている病原体は、空気感染するので、あらかじめ予防が必要なのです。
トリミングやペットホテルに預けることがある猫ちゃんにとっては、ワクチン接種は必須です。
ワクチンの種類
それでは、猫ちゃんのワクチンについて具体的にどのような病気を予防するものなのかを見ていきましょう。
猫ちゃんのワクチンには、2種類あります。
- コアワクチン
- ノンコアワクチン
それぞれのワクチンについて予防する病気について詳しくみていきましょう。
コアワクチン
コアワクチンは、お外に出ない猫ちゃんや、ノンコアワクチンに入っている病気を抱えている猫ちゃんと接する機会のないほとんどの猫ちゃんが打っているワクチンです。
次の3つの病気を予防します。
- 猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)
- 猫カリシウイルス感染症(FCV)
- 猫汎白血球感染症(FPLV)
ノンコアワクチン
お家とお外を自由に出入りする猫ちゃんや、お外には行かないけれど、ノンコアワクチンのなかに入っている病気を抱えている同居猫がいる猫ちゃんは、ノンコアワクチンを打ちます。
- 猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
- 猫クラミジア感染症
ワクチン接種のタイミング
ワクチン接種のタイミングについては、感染リスクの高い猫と低い猫によって異なります。
感染リスクが高い猫とは、次のような猫のことです。
- 多頭飼育の猫
- 外に出ている猫
- 外に出ることがある犬や猫と接触している猫
- トリミングやホテルに預けることがある猫
- 飼い主が外でほかの猫と接触することがある猫
感染リスクが低い猫とは、上記に該当しない猫になります。
それでは、それぞれのワクチン接種のタイミングについてみていきましょう。
感染リスクが高い猫
感染リスクが高い猫ちゃんは、1歳までは次の間隔でワクチン接種がおすすめです。
| 1回目 | 6週〜8週齢 |
|---|---|
| 2回目〜 | 16週齢を超えるまで2〜4週間ごとに追加接種 |
| 初年度最終 | 6ヶ月〜12ヶ月齢に追加接種 |
1歳以降については、1年に1回の追加接種が推奨されています。
感染リスクが低い猫
感染リスクが低い猫ちゃんは、生まれてから1歳までは次の間隔でのワクチン接種が推奨されています。
| 1回目 | 12週齢 |
|---|---|
| 2回目〜 | 16週齢以降 |
| 初年度最終 | 6ヶ月〜12ヶ月齢 |
1歳以降は、3年以上に1回の追加接種が必要です。
また毎年の抗体価検査が推奨されています。
まとめ
猫は犬と違って、ワクチン接種が法律により定められていません。
そのため、「お外に出ない猫ちゃんは、ワクチン接種しなくても良いのでは?」と思っている飼い主さんも多いと思います。
法的には何ら問題はありませんが、愛猫の健康のためには、ぜひお外に出ない猫ちゃんもワクチン接種をしていただきたいと思います。
本文でもご紹介したように、猫ちゃん自身がお外に出ない場合でも、飼い主さんやご家族が外から猫ちゃんに感染するウイルスを持ち帰る場合も多々あります。
特にコアワクチンに含まれている病原体は、空気感染するものもあるので、予防は大切です。
2種類ある猫ちゃんのワクチンのいずれを接種するかについては、それぞれの猫ちゃんが置かれている環境に異なります。
コアワクチンと呼ばれるワクチンは、猫ちゃんがかかりやすい3つの病気を予防するワクチンです。
ほとんどの猫ちゃんは、このコアワクチンを接種します。
もうひとつのノンコアワクチンは、お外に行くことがある猫ちゃんや、ノンコアワクチンに入っている病気を持っている猫と接することがある猫ちゃんに推奨されているワクチンです。
いずれのワクチンも1歳までは、接種のタイミングが細かく定められています。
ただし、それぞれのワクチンの接種のタイミングは異なりますので、注意が必要です。
1歳を過ぎれば、完成リスクの低い猫ちゃんは、3年以上に1回、リスクの高い猫ちゃんは、1年に1回の接種が必要です。
愛猫の健康を守るためにも、正しい接種のタイミングで、その子にあったワクチンを接種するようにしてください。
この記事の監修者

獣医師 田中 浩二
ミネルバ動物病院 院長
兵庫県川西市の犬猫専門の動物病院です。
在籍しているスタッフが多いため、大型犬の手術・術後管理も安心です。
病気の相談、診療のみならず、食餌に関する素朴な疑問、日常のケアなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。
医院情報
| 病院名 | ミネルバ動物病院 |
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| 住所 | 〒666-0013 兵庫県川西市美園町2-16 |
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