猫の標準体重は?痩せすぎ、太りすぎの目安や肥満の防ぎ方について
猫の標準体重は?痩せすぎ、太りすぎの目安や肥満の防ぎ方について|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術
2025/12/26飼い方・しつけ
猫の標準体重は?痩せすぎ、太りすぎの目安や肥満の防ぎ方について
「うちの子もしかして肥満?」
愛猫が可愛くて、ついついご飯やおやつをたくさんあげ過ぎていませんか?
「うちの子、丸っこくて可愛い」
と思っている飼い主さん、もしかして愛猫は肥満かもしれません。
肥満にはリスクがつきものです。
愛猫を病気から守るためにも、猫の標準体重を知って、肥満のリスクを減らしましょう。
猫の年齢別平均体重の目安について
品種や個体差によっても多少異なりますが、標準的なサイズの猫ちゃんの体重は次のとおりです。
あなたの愛猫は、大丈夫ですか?
| 生後0週 | 約100g |
|---|---|
| 生後1週 | 約150〜200g |
| 生後1ヶ月 | 約400〜500g |
| 生後3ヶ月 | 約1.0〜1.5kg |
| 生後12ヶ月 | 約3.0〜5.0kg |
猫の1歳は、人間に置き換えると20歳ぐらいです。
ここからは成長が止まります。
1歳のときの体重が猫の適性体重であると考えて良いでしょう。
猫の痩せ過ぎ、太り過ぎの目安とは?
果たして愛猫の体重は、標準なのかどうかについては、よく分からないという飼い主さんも多いのではないでしょうか?
そこで分かりやすく、私たち人間に例えてご説明しましょう。
例えば、5kgの体重の猫が200g増えたとします。
これを私たち人間に例えたら、50kgの人が2kg増えるということです。
かなり増えた印象がありますよね。
ボディ・コンディション・スコア(BCS)
猫にも個体差がありますので、体重だけを見て肥満の有無を判断することはできませんが、
適性体系かどうかを判断する指標となるものがあります。
ボディ・コンディション・スコア(BCS)です。
BCSは、肋骨、腰部、腹部の状態をもとに、5つの段階に分けて、外見・触った時の感覚で判断するというものです。
一番ベストなのは、背中や脇を触ったときに肋骨が感じられる状態(BCS3)です。
肋骨が見えているような場合(BCS1〜2)は痩せ過ぎ、肋骨が触りにくい・触れない場合(BCS4~5)は太り気味・太り過ぎです。
体重の目安
猫の場合、標準体重より15〜20%重いと肥満であるとされます。
標準サイズの猫の体重は、約3〜5kgなので、3kgの子で3.5〜3.6kg以上、5kgの子で5.8〜6kg以上は肥満ということになります。
ただし、生まれつき体の大きな個体はありますので、一概には言えませんが・・・
品種ごとの適性体重とは?
標準サイズの猫の体重は、約3〜5kgですが、それより比較的軽い体重を標準とするのが、
アメリカン・カール、シンガプーラです。
アメリカン・カールは、男の子で2.5〜4.5kg、女の子で2.5kg〜3.5kgとされています。
シンガプーラは、男の子で2.0〜3.5kg、女の子で2.0kg〜3.5kgが標準です。
一方、標準より比較的重い体重を標準とするのが、
シャルトリュー、ラガマフィン、ラグドール、サイベリアン・フォレスト・キャットです。
シャルトリューは男の子で、4.0kg〜6.5kg、女の子で3.0kg〜5.0kgです。
ラガマフィンとラグドールは、男の子で、4.0kg〜7.0kg、女の子で4.0kg〜6.0kgです。
サイベリアン・フォレスト・キャットは、4.0kg〜8.0kg、女の子で4.0kg〜6.0kgです。
猫の肥満リスクについて
猫の肥満は、糖尿病や高血圧、関節炎などといったさまざまな病気につながります。
避妊・去勢手術をすると太りやすくなります。
また中高齢になると、1日に必要とするエネルギーが若いころから比べると低下するため、若いころと同じ食事量を与え続けると、体重増加につながる可能性があります。
猫の肥満を防ぐには
「うちの子、実は肥満だったの!?」
そんな飼い主さんのために、ここからは猫の肥満を防ぐダイエット法についてご紹介いたします。
ポイントは5つあります。
食事の量の改善
猫のダイエットに一番効果的なのは、食事療法です。
まずは、現在与えている食事のカロリーを計算してみましょう。
動物病院に相談し、適正カロリーを教えてもらい、それに従って食事コントロールを行ないましょう。
一般的に現在の体重を維持するために必要なエネルギーの70%ほどで理想的な減量ができると言われています。
食事の質の改善
動物病院で相談すれば、肥満対策のために開発された療法食を提案してもらえます。
まずは動物病院に相談しましょう。
食事の与え方の改善
家族の誰かがこっそりとおやつを与えているということはないですか?
ダイエット中であるということを家族全員で共有して、協力してもらうのが大切です。
運動させる
運動はあくまでサポート的な要素です。
猫は上下運動が好きです。
キャットタワーや家具の配置を工夫するなどして、猫が思う存分運動できる環境を整えてあげましょう。
ただし、肥満の猫ちゃんは、関節や心臓などへの負担が大きいため、いきなり激しい運動するのはNGです。
定期的な体重測定
定期的に体重を測ることは、体重コントロールの基本です。
大まかな体重であれば、飼い主さんが抱っこして体重計に乗り、飼い主さんの体重を引くことで、愛猫の体重を知ることができます。
ただし、前述のように猫の場合、数グラムの変化は人間の数キロに相当します。
より正確に測りたい場合は、ペット専用体重計または、動物病院で測定してもらいましょう。
まとめ
猫の肥満は、猫の寿命をも縮めてしまうリスクがあります。
「うちの子は大丈夫かしら?」と思った飼い主さんは、まずは体重測定から始めましょう。
標準体重より重かったら、今日からダイエットです!!
この記事の監修者

獣医師 田中 浩二
ミネルバ動物病院 院長
兵庫県川西市の犬猫専門の動物病院です。
在籍しているスタッフが多いため、大型犬の手術・術後管理も安心です。
病気の相談、診療のみならず、食餌に関する素朴な疑問、日常のケアなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。
医院情報
| 病院名 | ミネルバ動物病院 |
|---|---|
| 住所 | 〒666-0013 兵庫県川西市美園町2-16 |
| 電話番号 | 072-758-5111 |
| ホームページ | https://minerva-ah.com/ |

