前十字靭帯断裂+膝蓋骨内方脱臼
前十字靭帯断裂+膝蓋骨内方脱臼|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術
前十字靭帯断裂+膝蓋骨内方脱臼
先天的異常である膝蓋骨内方脱臼(小型犬に多く認められます)によって前十字靭帯に負担がかかることで、中年齢(6~8歳)以降に前十字靭帯断裂を引き起こすことがあります。その場合、膝蓋骨内方脱臼と前十字靭帯断裂の手術が必要となりますが、従来の術式(ラテラルスーチャー)では両者の術式を一度に実施することは困難でした。
そのため、当院では両者の術式を一度に実施できるModifed TPLO、TPLO+TTT(脛骨粗面転移術)を選択します。
Modified TPLO
黄色〇:膝蓋骨、赤線;正中線
術前は膝蓋骨(黄色〇)が正中線(赤線)より右側(内側)にずれていますが、脛骨を外側にずらすことで、術後、膝蓋骨が正中線上に矯正されています。
TPLO+TTT
TPLOの後に、TTTを実施。