胃捻転拡張症候群
胃捻転拡張症候群|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術
胃捻転拡張症候群
大量の水・エサの早食い、食後まもない運動などによって胃が拡張し、さらに胃が捻じれる病気です。胃が捻じれることで腹腔j内臓器の血行障害が生じ、胃・脾臓の壊死を引き起こしたり、循環障害によるショックを引き起こしたりします。それによって、発症して数時間で動物を死に至らしめるケースもあります。
症状は、吐こうとするのに何も吐けない、腹部がパンパンに膨らむ(お腹を叩くと高い太鼓音が聞こえる)、大量のヨダレ、落ち着かないなどです。治療は、早急に胃のガスを除去し、胃・脾臓の捻じれを整復し、再発予防のために胃を腹壁に固定する手術(ベルトループ法、胃腹壁固定術)が必要です。この疾患は死亡率が非常に高い病気なので、上記の症状が認められた際には、すぐお近くの病院で診察を受けられてください。
ベルトループ法