猫の口内炎

はっきりとした原因は不明ですが、歯石や歯肉炎などの原因菌やそれらが出す毒素に対して、歯肉での過剰・異常な免疫反応の結果として生じると言われています。
また、猫エイズや猫白血病も関与しているといわれています。
治療法は病気の進行具合によって異なります。
軽度の場合はスケーリングによる歯石除去、サプリメント、ステロイドの投与です。
重度の場合は全顎抜歯を行います。全顎抜歯によって、6～8割の猫ちゃんが完全に休薬できます。
以前は長期間作用型のステロイドで治療をしていましたが、頻回投与によって糖尿病を引き起こすリスクが高くなることやステロイドの長期投与の後に全顎抜歯をすると予後が悪いことなどから、当院では早い段階で全顎抜歯を提案しています。