犬の目が赤い・充血している!こんなワンコの症状で考えられる病気は?

犬の目が赤い・充血している!こんなワンコの症状で考えられる病気は?|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術

2026/03/09ケガ・病気

犬の目が赤い・充血している!こんなワンコの症状で考えられる病気は?



ワンコの目が赤い。
そんなとき、飼い主さんは心配しますよね。

犬の目が赤いときに考えられる原因は、2つあります。
充血出血です。

充血は、白目全体が赤い状態です。
一方出血は、目の血管が破れて結膜の下に血液が溜まっている状態です。

ワンコの目が赤いのを見つけたら、まずは充血か出血かを判断してみてください。
そのうえで、その原因について考えていきましょう。
それではここからは、充血や出血の原因と考えられる病気についてご紹介いたします。

目の充血・出血の原因について

目の充血・出血の原因については、次の4つが考えられます。

目に異物が混入

目に入った異物(ほこり、砂、花粉、草、虫、微生物など)などで血管が刺激されて充血することがあります。

風の強い日や草木の多い場所への散歩の後、家に帰ったら目が充血していた、ってことありませんか?
このような場合は、目に何か異物が混入した可能性があります。

異物が入って目に違和感がある場合、犬は前足でこすったり、涙を流して異物を取ろうとします。
これで異物が取れてしまえば良いのですが、これが結構なかなか取れません。
取れないため何度もこすっているううちに、充血したり出血したりしてしまうのです。

外傷

外部から強い衝撃で、結膜の下の血管が切れてしまい、その結果出血することがあります。

例えば、何かにぶつかる、事故に遭う、ほかの猫や犬の喧嘩などが原因で外傷を負うことがあります。
また、サボテンなどのトゲが刺さり充血や出血する場合もあります。

このほかにも、牛の骨や蹄、硬い大きなジャーキーを一心不乱にかじっている際、ジャーキーが跳ねて目に当たって怪我をすることもあるので注意が必要です。

角膜や結膜の炎症

角膜や結膜は、目の表面にあります。
ほこりや砂、花粉、草、虫や微生物などといった外からの異物が入ることによって、角膜や結晶が傷つき充血を起こすことがあります。

また強膜やぶどう膜という結膜の下にある部分に炎症を起こし、それが原因で角膜や結膜まで炎症を起こすこともあります。

眼圧が高い

目になかには房水と呼ばれる眼球内を循環している液体があります。
これにより眼内圧が常に10〜20mmHg以内に維持されているのです。
しかしながら、房水の排水路が詰まることにより産出と排出のバランスが崩れることがあります。
そうなると、眼球内に眼房水が溜まり、眼圧が上がり、視神経にダメージを与えます。
視神経は、再生できない中枢神経であるため、失明にいたってしまいます。

このほか、結膜の赤みや角膜の濁り、瞳孔の散大、痛みなどの症状を引き起こすこともあります。

注意が必要な目の充血・目の赤み

犬の目の充血・目の赤みとともに次のような症状がある場合は注意が必要です。

このような症状が見られる場合は、病気の可能性があります。
動物病院での受診をおすすめします。

犬の目の充血・赤みで考えられる病気とは?

犬の目の充血・赤みで考えられる病気とは?

犬の目の充血や赤みの症状は、病気のサインかも。
考えらえる病気は5つです。
それぞれについて見ていきましょう。

犬の角膜炎

黒目の表面を覆っている角膜が炎症を起こす病気です。
外傷や異物、細菌やウイルスの感染症、緑内障や結膜炎などの疾患などが原因と考えられます。

症状としては、痛みや目やに、涙の増加が挙げられます。
重症化すると、角膜の白濁、潰瘍が生じます。

犬の結膜炎

目の結膜に炎症が起きる病気です。
目のまわりの毛による刺激や寄生虫・細菌・ウイルスによる感染症、アレルギー、外傷などが原因です。

症状としては、まぶたの赤み、涙や目やになどがあります。
悪化すると角膜炎になることもあります。

犬の強膜炎

眼球の外側、白目と呼ばれる強膜に炎症が起きる病気です。
軽度の充血から始まり、炎症が何ヶ月も続き、さらに炎症が広がると痛みと感じるようになるのが特徴です。
角膜にまで炎症が及ぶこともあるので要注意です。

犬のぶどう膜炎

ぶどう膜とは、虹彩(こうさい)と毛様体(もうようたい)、脈絡膜(みゃくらくまく)から構成されており、ここに炎症が起こる病気が、ぶどう膜炎です。

瞳孔が小さくなるのが特徴です。
白目が充血し痛みも伴っている場合には、目をショボショボさせる、目やにや涙が増えるなどの症状が出ます。
続発性の緑内障を併発し、視覚障害が起きることもあります。

犬の緑内障

眼球内部の圧力が高くなり、視神経を圧迫することによって失明する病気です。
初期は無症状なのでなかなか気付きにくいですが、病気が進行すると瞳孔が開いたままになり、瞳がオレンジ色や緑色に見えます。

さらに悪化すると眼球が大きくなり飛び出したように見えます。
犬の緑内障については、一度発症してしまうと完治することはありません。

まとめ

犬の目が赤い・充血している・・・
そんなときは、病気が隠れているかもしれません。

本文でご紹介した病気のサインなどを参考に、飼い主さんが気になる愛犬の症状があれば、動物病院の受診をおすすめします。

この記事の監修者

ミネルバ動物病院 院長 獣医師 田中 浩二

獣医師 田中 浩二

ミネルバ動物病院 院長

兵庫県川西市の犬猫専門の動物病院です。
在籍しているスタッフが多いため、大型犬の手術・術後管理も安心です。
病気の相談、診療のみならず、食餌に関する素朴な疑問、日常のケアなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。

医院情報
病院名ミネルバ動物病院
住所〒666-0013 兵庫県川西市美園町2-16
電話番号072-758-5111
ホームページhttps://minerva-ah.com/

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