犬の椎間板ヘルニアのグレード別症状。治療と予防法も解説

犬の椎間板ヘルニアのグレード別症状。治療と予防法も解説|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術

2024/05/14ケガ・病気

犬の椎間板ヘルニアのグレード別症状。治療と予防法も解説


ワンちゃんを飼ったことがある方なら、ワンちゃんの病気のひとつに椎間板ヘルニアがあることをご存知だと思います。
ミニチュア・ダックスフントがかかりやすい病気で有名ですが、ここでは、椎間板ヘルニアの症状について、またそれについての対処法についてご紹介させていただきます。

椎間板ヘルニアってどんな病気?

犬の背骨は、7個の脊椎(首の骨)と、13個の胸椎(胸の背骨)、7個の腰椎(腰の骨)の計27個の脊椎で構成されています。
頸椎の一部を除き、それぞれの脊椎の間には、クッションの役割を果たす椎間板という軟骨が挟まっています。
そして、脊椎のなかには、脊柱管という空洞があるのですが、そのなかには脊髄と呼ばれる神経の束が通っています。
脊髄には、脳からの命令を全身に伝えたり、全身からの情報を脳に伝えるという役割があります。
椎間板ヘルニアは、この脊髄を椎間板が押しつぶしてしまう神経の病気です。
脊髄がダメージを受けると、足や各種臓器は、脳と連絡がうまく取れなくなります。それにより、麻痺などの症状がみられるようになるのです。

椎間板ヘルニアの2つのタイプについて

椎間板ヘルニアには、2つのタイプがあります。
ここでは、それぞれのタイプの特徴とかかりやすい犬種についてご紹介いたします。

ハンセン1型椎間板ヘルニア

椎間板が、何らかの原因で破裂し、椎間板のなかにある髄核が脊柱管内に飛び出してしまう病気です。
ミニチュア・ダックスフンドをはじめとする軟骨異栄養性犬種に良く見られる症状です。
この犬種は、若いうちから椎間板が変性しやすく比較的早くに発症するのが特徴です。
軟骨が弾力性を失っているので、衝撃などによるダメージを受けやすくなるため、「ハンセン1型の椎間板ヘルニア」を起こしやすくなると言われています。
軟骨異栄養性犬種は、ミニチュア・ダックスフンドのほかに、トイ・プードル、フレンチ・ブルドッグ、ウェルシュ・コーギー、ビーグルなどで、これらの犬種は、椎間板ヘルニアへの注意が必要です。

ハンセン2型椎間板ヘルニア

これは、椎間板が変性する過程で、大きく盛り上がり脊柱管内にせり出してくることにより、神経を圧迫する病気です。
非軟骨異栄養性犬種に多く見られる症状です。
柴犬、ラブラドール・レトリーバー・ゴールデン・レトリーバーなどの犬種が、これにあたります。
比較的高齢で大型犬に見られる症状で、進行は比較的緩やかです。

椎間板ヘルニアの症状についてグレード別にご紹介

椎間板ヘルニアの症状は、椎間板が脊髄へ圧迫を起こしている場所や程度によって5つのグレードに分けられます。
それでは、つぎに、椎間板ヘルニアの症状についてグレード別にご紹介いたしましょう。

グレード1:痛みだけ

症状は、痛みだけです。
脊髄の圧迫が軽度であるため、麻痺の症状はありません。
以下のような様子が見られたらグレード1の可能性があります。

グレード2:軽度の麻痺

グレード2には、以下のような症状があります。

胸部に麻痺があり、腰のヘルニアなら後足だけ、首のヘルニアなら前足にも麻痺が表われるのが、グレード2です。

グレード3~5:重度の麻痺

脊髄の圧迫が重度になれば、その分麻痺も強くなり、以下の症状がみられるようになります。

椎間板ヘルニアの治療について

椎間板ヘルニアの治療について

椎間板ヘルニアは、症状のグレードによって治療方法が異なります。
それでは、グレード別に見ていきましょう。

グレード1:痛みだけ

症状は痛みだけなので、安静にすることと、非ステロイド性消炎鎮痛薬やステロイドの薬を処方されます。

グレード2:軽度の麻痺

軽度の麻痺の場合は、まだ薬で症状を抑えることも可能です。
そのため、プレドニゾロンなどのステロイドが処方されます。
投薬治療を行なっても改善が見られない場合は、手術に至る場合もあります

グレード3:重度の麻痺

ステロイドを処方され回復することもありますが、手術が必要な場合が多いです。
手術は、圧迫を受けている箇所の背骨を削って、その部分から圧迫を取り除く処理を行ないます。
手術をしても麻痺が残る場合は、リハビリが必要です。

このほかに、背骨を安定させるコルセットの着用、鍼治療といった治療法もあります。

気になる治療費について

犬の椎間板ヘルニアの治療費は、1回あたりおよそ4,500円で、1年間に2回ほどの通院になります。

椎間板ヘルニアは、一度発症すると再発のリスクも高く、治療費も高額になってきます
ペット保険の補償対象になることがほとんどですが、なかには補償対象外になることもあるので注意が必要です。

椎間板ヘルニアって予防できる?

椎間板ヘルニアについては、以下について気を付けることにより、発症のきっかけを減らすことができます

これらの方法は、あくまで発症のきっかけを減少させることにはなりますが、絶対的な予防法ではありません。
特に、椎間板ヘルニアになりやすい、軟骨異栄養性犬種の場合は、安静にしていても突然発症することもあります。
万一、麻痺が見られたら早めに動物病院で診てもらいましょう。

まとめ

椎間板ヘルニアは、突然発症することもよくあります。
麻痺が見られると、びっくりすると思いますが、「おかしいな?」と思ったら、なるべく早く動物病院へ連れていきましょう。
早く処置をすれば、回復する確率も高まります

普段は、背中に極力負担をかけないように気を付け、発症したらすぐに動物病院へ!を覚えておいてくださいね。

       

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