犬が下痢をしたらどうしたら良い? 原因や対処法を解説

犬が下痢をしたらどうしたら良い? 原因や対処法を解説|川西市のミネルバ動物病院【犬猫専門】整形外科、手術

2024/02/10ケガ・病気

犬が下痢をしたらどうしたら良い? 原因や対処法を解説


犬が下痢をしたらどうしたら良い? 原因や対処法を解説

愛犬が下痢に!!
「何か良くないものを食べたのだろうか?」
「病気なのかな?」
「病院に連れて行った方がいいのかな?それともしばらく様子を見てようか?」
そんな風に思って、飼い主さんは、とても心配されることでしょう。

そのようなときにどうしたらよいのでしょうか?
ここでは、犬の下痢の原因とその際の対処法についてご紹介いたします。

犬の下痢ってどんな感じ?

犬の正常な便は、ティッシュなどでつかんだときに形が崩れない固さが目安です。
便を拾い上げた際に、トイレや地面などに便の跡がしっかりと残ったりしてしまうようであれば、下痢の可能性があります。
便に水分が多く含まれている状態が、いわゆる下痢の症状です。

犬が下痢になる5つの原因

犬が下痢になる原因はさまざまです。
ここでは、犬の下痢の5つの原因について説明いたします。

食事

食べ過ぎたとき、または食べなれないものを口にしたときなど、犬は下痢になることがあります。
愛犬に下痢の症状が見られたら、以下に心あたりがないか考えてみましょう。

上記のことに思い当たるようであれば、まずは食事を見直して数日様子を見てみましょう。
それでも改善しない場合、嘔吐をともなった症状がみられた場合は、動物病院を受診してください。

また特定の食材を食べたあとに、必ず下痢や嘔吐の症状があるというようであれば、もしかしたら、食物アレルギーかもしれません。

ストレス

ストレスが下痢を引き起こすこともあります。
以下のような環境や条件のもとで、犬はストレスを感じることがあり、それが下痢の症状を引き起こすことがあります。

このように犬にとってストレスとなる要因がある場合には、それを取り除いてあげると、下痢が回復することがあります。

誤飲や誤食

散歩中やお留守番中に、犬にとって良くないものを誤って口にしてしまったなどといった誤飲や誤食によって、下痢になる場合があります。
室内で放し飼いにしている場合、おはじきやビー玉のような小さなおもちゃ、プラスティック片など、犬が口にすると危険なものは、犬が誤って食べないようにするなどあらかじめ気を付けておきましょう。

ウイルスや細菌

以下のようなウイルスや細菌が原因で下痢を引き起こすこともあります。

パルボウイルス感染症や、ジステンパーウイルス感染症などは、ワクチン接種で予防することができます。
サルモネラ菌は、生肉を食べさせないようにすることで予防することができます。

ウイルスや細菌による下痢の場合は、緊急性の高い場合がありますので、普段から犬の様子を観察する習慣をつけておき、普段と違う様子が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

寄生虫

回虫症・爪実条虫症などといった寄生虫が原因で下痢になることもあります。
寄生虫による下痢になるのは、子犬に多く見られます。
家にお迎えしたばかりの子犬が嘔吐や下痢などの症状を伴っていたら、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
回虫症は、母犬から子犬に感染することも多くあります。
子犬をお迎えするときに、糞便検査をすることで、感染の有無が確認できます。
感染している場合には、寄生虫駆除剤などで駆除することができます。
子犬が苦しむ前に、先手を打って治療をしておくことをおすすめします。

症状別犬の下痢の対処法

症状別犬の下痢の対処法

それでは、実際に愛犬に下痢の症状がみられる場合の対処法を症状別に見ていきましょう。

元気で食欲がある場合

下痢をしていても元気で食欲があれば、2~3日様子をみてみましょう
成犬であれば、こまめに水を与えながら、絶食して様子をみてみます。

下痢に加え嘔吐している場合

下痢に加え嘔吐している場合は緊急性が高い可能性があります。
すぐに動物病院を受診することをおすすめします。
その際には、便を持参すると良いでしょう。

ゼリー状の下痢の場合

「粘液便」といわれるものです。
大腸に異常がある可能性があります。
この場合、排便回数が増える、排便する素振りは見せるが便が出ないといった症状も見られるのが特徴です。
ストレスや消化の悪い食事、食べ慣れないものを口にした場合が原因であることがほとんどです。
絶食して半日ほど様子をみてみましょう。

ゼリー状の便に加え、嘔吐・血便・食欲不振・体重減少といった症状も見られたら、腸炎などを患っている可能性もあります。
この場合や、ゼリー状の下痢が3日以上続いている場合には、動物病院を受診しましょう。

下痢に血が混じっている場合

この場合は、ウイルスや寄生虫、急性肝炎の可能性があります。
緊急性が高いので、すぐに動物病院を受診してください。
その際には、便をもっていくと良いでしょう。

年齢別犬の下痢の対処法

次に、年齢別の対処法を見てみましょう。

老犬の下痢の対処法

老犬になると、腸内や消化機能などの衰えなどによって下痢をしやすくなります。
脱水症状を避けるために、こまめに水分補給をしましょう。
また食事量を減らすなどして、胃腸への負担を減らすよう対処します。
成犬同様、元気な場合は様子を見てもいいですが、元気がない、嘔吐や血便といった症状がみられるようであれば、動物病院を受診してください。

普段から、固い食事や冷たいものなど消化に悪いものは避けるようにすると良いでしょう。
ドッグフードを柔らかくふやかしたり、柔らかいドッグフードを与えるようにするなどといった対処も下痢を防ぐために有効です。
ただし、フードを変えるときには、一気に変えるのではなく、今のフードに少しずつ混ぜていくところから始めていくなど徐々に慣らしていくようにしましょう。

子犬の下痢の対処法

子犬はまだ免疫力ができていないので、下痢をおこしやすいです。
お迎えしたばかりなど環境の変化でストレスを感じて下痢になったり、新しいフードに変えることによって下痢をするなど、子犬は敏感です。
元気で食欲もあるようであれば、様子をみてみましょう。
ただし下痢が3日以上続くようであれば、動物病院を受診してください。

老犬や成犬の場合は、食事を減らしたり絶食したりして様子を見ますが、子犬の場合は食事を与えないでいると低血糖になることがあります。
食事量を減らすなどといったことは止めましょう。

まとめ

犬の下痢の原因についてひと通りご説明しましたが、これ以外でも、生まれつきアレルギー体質の子や消化器官が弱い子もいます。
このような子は下痢を起こしやすいです。

また季節の変わり目や1日の気温差が大きいときに、下痢を起こす子もいます。
このような子は、あらかじめこの時期には、白身魚や鶏むね肉や鶏ささみ、ラム肉、サーモンといった高たんぱく低脂質な食材であったり、かぼちゃやさつまいも、おからやキノコ類、海藻などといった食物繊維が豊富な食材といった消化が良い食材を与えるなど、食事に気を配ってあげると良いでしょう。

逆に、クッキーやジャーキー、ナッツ類など硬くて消化の悪い食材や、トマトやきゅうりといったからだを冷やす食材、加工品や脂身の多い肉類、炭水化物などは、胃腸に負担がかかるので下痢のときには、控えましょう。

いずれにせよ、普段から愛犬の様子をよく観察することで、愛犬のいつもと違う症状に気づくことができます。
愛犬が下痢をしたら慌てると思いますが、落ち着いて症状を良く見て、冷静で適切な判断をすることが、愛犬を守ることにつながります。

       

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